新しいものが次々と現れては消えていく現代にあって、数百年たっても輝きを失わない音楽があります。バッハ、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン、彼らの作品は、時代や文化の違いを超えて、現代に生きる私たちの心に深く響き続けています。

バッハが初演した100年後、メンデルスゾーンがこの作品を発見した時、彼はいったい何を思っただろうか。一瞬のうちに100年の時の差は消えて、メンデルスゾーンが生きる時代にこそ、この作品が生きてることを衝撃をもって知ったのではなかろうか。

躊躇することなくばく進するマエストロ出口の指揮は、いつしか同じステージいるすべてのものをまきこみ、芸術的高みへと運んでしまう。勿論出口だけの力でなく卓越したプレイヤー、ソリスト、指揮者の要求に応えるべく力を出しきった合唱のみなさんがいたからである。それはこの3週間まえの右近大次郎指揮の戦争レクイエムでもおなじことがいえた。

いよいよ3月14日(土)は杉並公会堂大ホールにて、ブルーメンフィルハーモニーの第58回定期演奏会です。合唱団は昨年9月から練習をしてきたメンデルスゾーンの交響カンタータ『讃歌』を演奏します。先週末の2日間は指揮者・オーケストラと密度の濃い練習を行いました。

3月6日からマタイ受難曲の練習が始まりました。
ベテランの粋に達した郡司博、ロシア歌曲を中心に大活躍する渡部智也、ドイツで研鑽を積んだ新境地を開く原田光の3人の指導者がそれぞれの個性と特徴を生かした練習を展開します。