マタイを歌うこと 郡司博
バッハが初演した100年後、メンデルスゾーンがこの作品を発見した時、彼はいったい何を思っただろうか。一瞬のうちに100年の時の差は消えて、メンデルスゾーンが生きる時代にこそ、この作品が生きてることを衝撃をもって知ったのではなかろうか。
バッハが初演した100年後、メンデルスゾーンがこの作品を発見した時、彼はいったい何を思っただろうか。一瞬のうちに100年の時の差は消えて、メンデルスゾーンが生きる時代にこそ、この作品が生きてることを衝撃をもって知ったのではなかろうか。
躊躇することなくばく進するマエストロ出口の指揮は、いつしか同じステージいるすべてのものをまきこみ、芸術的高みへと運んでしまう。勿論出口だけの力でなく卓越したプレイヤー、ソリスト、指揮者の要求に応えるべく力を出しきった合唱のみなさんがいたからである。それはこの3週間まえの右近大次郎指揮の戦争レクイエムでもおなじことがいえた。
キリスト生誕の《クリスマス・オラトリオ》第4〜6部と壮麗な《マニフィカート》を歌いましょう!
いよいよ3月14日(土)は杉並公会堂大ホールにて、ブルーメンフィルハーモニーの第58回定期演奏会です。合唱団は昨年9月から練習をしてきたメンデルスゾーンの交響カンタータ『讃歌』を演奏します。先週末の2日間は指揮者・オーケストラと密度の濃い練習を行いました。
3月6日からマタイ受難曲の練習が始まりました。
ベテランの粋に達した郡司博、ロシア歌曲を中心に大活躍する渡部智也、ドイツで研鑽を積んだ新境地を開く原田光の3人の指導者がそれぞれの個性と特徴を生かした練習を展開します。
1月26日(月)14:00-16:30 新宿文化センター展示室
明日金曜日 カンマーザールにて渡部智也第11回バス・リサイタル
このラインベルガー「レクイエム」もブリテンの「戦争レクイエム」と同じく、"普仏戦争での戦禍で倒れた人々のために"という献辞が追記されています。そして自ら合唱団員として参加していたモーツアルト「レクイエム」の練習時に着想を得たそうです。私は幸運にも2000年の本邦初演では合唱指揮者として立ち合い、翌年には韓国から招いた合唱団と日本の総勢200名を超える合唱団と、新しく立ち上げたオーケストラ(現オラトリオ・シンフォニカJAPANの前身)と私の指揮でこの曲を演奏しています。
弟子たちとの最後の晩餐をへて弟子の1人の手引きにより、ユダヤ教の教条主義的律法派に捕縛され、時の権力者ローマ総督ピラトのもとに連れてゆかれ尋問を受けるイエス。多くの民衆の「十字架に架けろ」の叫びの中で「あなたは何をしたのですか?」との問いに「私は人々を愛しただけなのです」と答える。そして「甘い十字架よ」と自ら重い十字架を背負いゴルゴダの刑場へと向かうのである。