森 の 歌
ショスタコーヴィチ作曲
ロシアよりテノールソロと児童合唱団が
録音・録画で出演!!
「森の歌」をロシア語で一緒に歌います
音楽でつながるロシアとの交流
まだまだ団員募集中!
あなたも一緒に『森の歌』歌いましょう
練習会場でお待ちしています!
~ポポフ記念ボリショイ児童合唱団からのメール~
「東京で開かれるロシア音楽フェスティバルにご招待いただいたことは、私たちの合唱団にとって大変な名誉であり、喜びです。私たちは日本の皆さんがロシアの音楽遺産にどれほどの敬意を持って接しているか、そしてロシア音楽をどれほど素晴らしく演奏されるかを知っています。またボリショイ児童合唱団は、日本の聴衆の皆さんと長年にわたって温かい関係を築いており、この良き伝統が継続されることを幸せに思っています。私たちはオラトリオ『森の歌』の№4(ピオネールは木を植える)を録音します。私たちにとっては生伴奏で録音する方がスムーズにいくため、ピアノ伴奏の録音は必要ありません。フェスティバルの主催者の皆さんにくれぐれもよろしくお伝えください。この創造的な協力が成功することを心より願っております。」
緊急事態宣言発出に伴う森の歌練習時刻の変更について
練習時刻に変更がでています。ご確認ください。今後は急な変更も考えられます。必ずおんがくの共同作業場HPの練習スケジュールを確認してから参加するようにしてください。団員の皆さんのご理解とご協力をお願いいたします。
森の歌 練習スケジュール
合唱団員募集
森の歌
ショスタコーヴィチ作曲
(ロシア語)

公 演
【ロシア音楽フェスティバル】
2021年5月23日(日) 新宿文化センター大ホール
10:30開演
ロシアの名曲
ゲスト:アコーディオン 大田智美
独唱:渡部智也
ショスタコーヴィチ『森の歌』
ロシア語
指揮:右近大次郎
独唱:バス/渡部智也 テノール/未定・ロシアより録音録画出演
ピアノ:吉永哲道 上原悠
合唱:森の歌ロシア合唱団 オーケストラとうたう杜の歌こども合唱団
ロシアより児童合唱団 録音録画出演
募集要項
■練 習
1月28日(木)18:15-20:00 新宿文化センター第1会議室
2月 3日(水)18:00-20:00 カンマーザールin立川
2月10日(水)18:00-20:00 カンマーザールin立川
2月23日(火・祝)16:30-19:00 カンマーザールin立川
2月25日(木)18:15-20:00 新宿文化センター第1会議室
※2月16日(火)18:30-21:00 雑司ヶ谷は無くなりました。➡2/23振替(2/7更新)
※スケジュールは急な変更がある場合があります。また以降は追ってお知らせいたします
■練習内容は基本、立川月2回と都内月2回は同様に進みます。
リスクのある長距離の移動を避けて、通いやすいお近くの会場で練習ができます。
※都内の火曜夜と木曜夜は新星合唱団・東京オラトリオ研究会とは日程が重複しません。
■練習費用 30,000円(12月~2021年5月 コロナ対策費含む) 30歳以下半額 分割可
■コンサート制作基金 15,000円
(演奏会場の状況により、この内チケットでどの程度お返しできるかは未定です)
■『森の歌』(新)ロシア語資料代(渡部智也制作・監修)とパートCD代(希望者予約制)は別途かかります
■指 導 渡部智也(合唱指導・ロシア語指導)
会津若松市出身。国立音楽大学声楽科卒業、メディアアーツ尚美ディプロマコース修了、武蔵野音楽大学大学院修了。在学中より岸本力氏よりロシア音楽を学ぶ。ロシア国立チャイコフスキー記念モスクワ音楽院研究科にてロシア音楽を研修する。声楽を岩渕嘉瑩、岸本力、A・ヴァラシーラ、Y・ニキーチナの各氏に、指揮法を永井宏氏に師事。第2回チェコ音楽コンクール第2位。2016年第2回ロシア声楽コンクール第1位。東京二期会にて二期会ロシア東欧オペラ研究会、二期会ロシア歌曲研究会会員として活動。日・ロ音楽家協会会員。桐朋学園大学音楽学部非常勤講師。認定NPO法人「おんがくの共同作業場」代表理事。音楽企画「マイスキーヴェーチェル・プロジェクト」代表。
■楽 譜 全音の楽譜を使用 必要な方は参加申込時に記入お願いします
■お申し込み方法
★コロナ対策等の準備がありますので、参加をご希望の方は事前のお申し込みが必要です
・インターネットで申し込む
認定NPO法人おんがくの共同作業場HPの『森の歌』募集サイトより こちら
・申込用紙で申し込む
募集チラシの申込書部分を切り取り、合唱団の受付に提出 郵便、FAXでも受付けます

〒190-0012 東京都立川市曙町2-25-1カクニ第2ビル3F FAX:042-522-3937
TEL:042-522-3943 e-mail:kammer@dd.iij4u.or.jp
コロナ禍の今なぜ「森の歌」なのか~「ゼロからの出発」の共通点
渡部智也
「戦いが終わった時」と歌うバスのソロから始まるショスタコーヴィチ作曲の『森の歌』は、戦争による荒廃、日照り干ばつによる不作などから、荒れ果ててしまった愛する祖国ロシアを、ロシア人の心のよりどころである森を育てることで取り戻そうという内容です。
ロシア人は森から様々な恵みを受けます。秋になれば郊外の別荘「ダーチャ(与えてくれるものの意)」に行き、森に入り、茸や山菜をとり、厳しい冬に備えます。じっと耐えながら、暖かい春の森、爽やかな夏の森を待ち焦がれます。これがロシアの日常であり、当たり前の風景でした。これが戦争によって町が破壊され、森が焼かれ、それによる経済、そして精神的な荒廃が起こります。そこで「森の歌」では、子どもたちの合唱が植林を歌い、そのアイデアと行動が祖国の復活への道しるべとして、美しく、そして高らかに歌い上げられます。私は「森の歌」の音楽の本質は「荒廃からの再生」だと思います。
「森の歌」で歌われる内容は20世紀中ごろのロシアのものでしたが、私はその本質に歌われている内容が、現在のコロナ禍での我々の合唱活動に重ねて見えてきます。コロナにより学校、会社、地域活動が停止し、特に三密を避けるためと言われ合唱ができなくなりました。ほんの数か月前まで当たり前だった活動は全く「ゼロ」になってしまったのです。これまで積み上げてきたものも「ゼロ」になりました。いまだに活動を再開できない合唱団体もある状況です。
しかし、私たちはこの状況を乗り越えるべく、アイデアを出し合い、できることから始めました。それは事務局、合唱参加者の皆さんの協力がなければできません。感染拡大防止に最大に注意しながら、少ない人数から練習を再開しました。9月にはコンサートを再開し、不安を少しずつ取り除くことで、これまで練習に足を運べなかった方たちが戻ってこれる場所ができてきました。
まだまだ安心はできませんが、これまでの当たり前が無くなってしまった今、合唱再開への活動はまさに「ゼロからの出発」でした。私は「森の歌」の音楽の本質である「荒廃からの再生」を、現在のコロナ禍の「ゼロからの出発」として、次に進む力にしなければならないと思います。当時の社会背景が色濃く残る歌詞もありますが、その根底にある内容を大事にして、20世紀を代表する芸術作品として、今取り組む意味がある作品だと思います。