キエフ国立フィル・立川第九公演終了

2020年01月08日

半年間の厳しい練習を経て本番へ出演した合唱団の皆さん、本当にお疲れ様でした。演奏会を聞きにいらっしゃった満席のお客様、有難うございました。本番は大好評のうちに幕を下ろしましたが、感動の余韻は年が明けてもまだ心に強く残っています。

キエフ国立フィルハーモニー交響楽団の2019年日本公演は、12月15日より全国各地で演奏を披露し、12月27日は東京都立川RISURUホールへ。GPで弦楽器が音を出した瞬間、その音を耳にした一瞬で私たちは指揮者・オーケストラの高い芸術性に触れられることの喜びに心が震えました。本番はお客様と共に興奮の渦に巻き込まれ、ドヴォルザークとベートーヴェンの音楽を全身に浴び、西洋音楽の真髄に触れる珠玉の一夜となりました。

ウクライナの地で長い歴史をかけ培われ洗練され磨かれた芸術は、オーケストラによって、例えば着慣れた服に袖を通すかのようにごくごく自然にベートーヴェンを奏で、それは私たちがこれまで聞いたことのない「第九」でした。

あの演奏を聴いて、人を殺そうと思うだろうか。あの演奏を聴いて戦争を起こそうと思うだろうか。あの演奏を聴いて、人を恨み妬み陥れようと思うだろうか。

合唱で出演した皆さんの心には何が残りましたか?よろしかったらご感想をお寄せください。(初心者練習から参加した方是非ご感想をお寄せください。お送りいただく場合は恐れ入りますが300字程度にまとめて1/14迄にお願い申し上げます。宛先:freude-machen@tachikawa-chorus.com)

2020年も皆さんの音楽活動が素晴らしいものになりますようお祈りしております。