キエフ国立フィルハーモニー交響楽団

1995年ウクライナのキエフに本拠を置く国立フィルハーモニー協会の専属オーケストラとして創設される。同国の 巨匠ロマン・コフマンの指導下、1996年には若手の第一人者ニコライ・ジャジューラが音楽監督に就任、フィル ハーモニーのライセンコ・ホールで年間50回以上の定期公演を行うほか、旧ソ連を含むヨーロッパ全土から客演に 招かれている。特にドイツとフランスでは近年人気が高く、ベルリン、ミュンヘン、ケルンの各フィルハーモニー、バイロイト の大劇場等でチャイコフスキー、ラフマニノフ等を演奏するほか、数日間に渡ったロワールの音楽祭コンサート は、ハイビジョンでフランス全土に放映され大きな反響を呼んだ。ペンデレツキ、テオドラキス等の作曲家、クレーメル、 バシュメット、クライネフ、ヴィルサラーゼ、バドゥラ・スコダ、アッカルド等著名演奏家との共演も数多く、東欧における 最も優れたオーケストラとして評価を確立している。


音楽監督

ニコライ・ジャジューラ

1961年キエフ生まれ。1980年からキエフのチャイコフスキー音楽院に学び、指揮法をロマン・コフマンに師事、在学中の86年から88年までロシアのオムスク・フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を務める。1987年東京国際、88年ブダペスト国際各指揮コンクール受賞、小澤征爾からタングルウッドのサマーアカデミーに招かれ、バーンスタイン、プレヴィン等の指導を受ける。1988年シェフチェンコ記念キエフ国立歌劇場正指揮者、89年ソウル交響楽団首席指揮者を歴任、96年キエフ国立フィルハーモニー交響楽団音楽監督に就任。
旧ソ連、スカンジナビア諸国、ドイツ、フランス、オランダ、スペイン、アメリカ合衆国等世界中で演奏活動を行って高い評価を獲得している。

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指 揮

ヴァハン・マルディロシアン

1975年アルメニア出身。1993年にパリ音楽院に入学しジャック・ルビエに学ぶ。ピアノと室内楽で優秀な成績を修めて首席で卒業し、フランスを始めヨーロッパ各国や北米、アジア各国でリサイタル活動を行った他、イヴリー・ギトリス、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ等世界的な演奏家と共演を重ねてきた。

現代音楽にも造詣が深く、作曲家エリック・タンギーより献呈を受けたピアノ・ソナタ第2番の初演に際してはル・モンド紙が「驚くべきピアニスト!」の見出しで半ページに渡って称賛された。 2006年にニューヨークの指揮者セミナーに招かれクルト・マズアに学んで以来、指揮者としても活動。現在はフランスのカーン管弦楽団ならびにアルメニア国立室内管弦楽団の首席指揮者を務めている他、フランス国立管弦楽団やフランス国立ペイ・ド・ラ・ロワール管弦楽団、コンセール・コロンヌ(フランス・パリ)、アーヘン交響楽団、プラハ放送交響楽団、プラハ・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア国立交響楽団、ルクセンブルク室内管弦楽団、スペイン国立セビリア交響楽団、香港室内管弦楽団などに客演。日本でも2014年に東京フィルハーモニー交響楽団に客演して以来、NHK 交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団に客演し、いずれも高い評価を得た。ピアノと指揮を両方務める弾き振りも得意とし、中でも他に類を見ないグリーグのピアノ協奏曲の演奏は話題を集めた。



独 唱

イワンナ・プリシュ ソプラノ

ウクライナ国立キエフ音楽院卒業。ウクライナ国内の主要オーケストラとの共演 の他、ヨーロッパ各地の音楽祭にも客演。ヴェルディやロッシーニのオペラを はじめ、合唱曲や宗教曲などにも造詣が深く、広いレパートリーを持っている。


オリガ・タブリナ アルト

ドネツク国立音楽院で学び、2004年からキエフ国立フィルハーモニー交響楽団 に所属。数々の声楽コンクールで入賞し注目を集める。バロック、古典派、ロマン派 のオペラからミサ曲まで幅広いレパートリーを持ち、欧州各地で活躍している。


オレクサンドル・チェフピロ テノール

ウクライナ国立キエフ音楽院で学ぶ。バリトンとして活躍したが、プラシド・ドミンゴ 氏の助言でテノールへ転向。以後、ウクライナ国立歌劇場で研鑽を積んだ。 2012年からはキエフ国立フィルハーモニー協会のソリストとして活動している。


アンドリー・マスリャコフ バリトン

ウクライナ国立ドラゴマノフ音楽大学を終了後、ドイツに渡る。帰国後は2009 年からウクライナ国立歌劇場で活躍。2012年からはキエフ国立フィルハーモ ニー協会のソリストとして活動。コンサートにも積極的に出演している。