先日の合唱音楽の森コンサートでは、バッハモテットJesu, meine Freudeを歌う会を率いて大好評を博した小河佑樹さんが指導する、バッハカンタータを歌う会BWV131『Aus der Tiefen rufe ich, Herr, zu dir』の練習が7日から始まります。本番が終わってすぐの開始ですが新しいメンバーを迎える準備は万端です!!

9月3日の小金井宮地楽器ホール大ホールでの「合唱音楽の森」無事に終了致しました。ご来場いただいたお客様へ感謝申し上げます。出演した4つの団体の皆様も本当にお疲れ様でした。公演の準備に携わるホールや各団の関係者の方々のお仕事、企画の郡司先生とプレイヤーとの信頼に基づく連携、様々なつながりで成功した公演、ありがとうございました。ひとつひとつの舞台で素晴らしい演奏が繰り広げられ、お客様も団員も豊かな合唱の世界を堪能できた一日だったのではないでしょうか。

一般に 人間が 自己の存在を意識し 生涯について目覚めるのは 22、3歳の頃と言われる 。だから この未来派コンサートに出演するほとんどはその直前の状態と言っていい 。私は 最も幸せなことに 子供合唱団 に携わることができた 。人間が 変化成長する ひとコマひとコマを 見ることができたからである 。なんと美しく 煌びやかな日々なのだろうかと! 聞くことで 誰でもが それを実感できるに違いない。郡司

太古の昔から人々が生活するところには歌があり、歌は人々を繋げ、忘れ去られた過去を振り返り、人間の心に豊かさを提供してきた。今、若い世代に新しい担い手が誕生している。その一人が原田光君だと思う。あなたも至福のひとときをお過ごしください。 郡司

合唱団でもお馴染みの岩石智華子さん(メゾソプラノ)は、昨年11月オペラシティ公演のモーツァルト『レクイエム』アルトソリストを、また年末コンサートでは豊かなメゾソプラノの世界を私たちに届けてくれました。先日のヴェルディ『レクイエム』でもアルトのエキストラとして私たちのすぐお隣で歌っていたのでご存じの方も多いかと思います。

歌曲(リート)は一つ一つの言葉と、音のフレーズの積み重ねによって生まれるのだけれど、それらは幾重もの層になって演奏家魂を揺さぶり、聴き手に多様な刺激を与える。なんと楽しい営みであろう か。そんなことを思わせる原田光第1回目のコンサートだった。 ピアニスト安野美咲も未完であるが可能性を秘めた大器である。お聴き逃しなきよう。