来派

年末の慌ただしい時期でも合唱の練習は予定通りです。皆さんの一年はいかがでしたか。

様々な演奏会がありましたが、2018年は未来派といわれる若い世代の活躍抜きには語れません。未来派とは今後が期待される若き演奏家のこと。2月のいずみホール未来派を皮切りに、芸大声楽専攻の学生らが児童合唱団と共に取り組んだオペラ『魔笛』、モーツァルト版『メサイア』のソロ(上写真)、耕心館でのサンサーンス『クリスマスオラトリオ』やアンサンブル。教会コンサートでの音大院生によるペルゴレージ『スターバト・マーテル』。立川第九他多数の演奏会でのエキストラ出演。器楽ではバイオリニスト、ピアニスト、オーボエ奏者・フルート奏者。そして作曲家を志す芸大付属高校2年生の新作初演。若い命をきらきらと輝かせて奏する彼らは本当に美しく眩しく、私たちに感動と未来への希望、素晴らしいひと時を与えてくれました。

"歴史の中で芸術(絵画・彫刻・音楽)は時代を最も早く表すものである"という説があります。それは多くの芸術がイメージであることに由来し、精神をイメージすることはすぐにでき、そしてイメージによる伝達は迅速で正確であること。人が考えることはすぐに芸術となって表れ、政治経済社会がそれに追いつくのはずっとあとのことで、時代の最先端を示すのは芸術なのだそうです。本当にそうであるならば、今年私たちと共演してきた彼らは、確実に時代を動かしていく、最先端を走っている若者たちと言えるのではないでしょうか。

一方で、若い世代だけでは芸術を表す場を見出すのは困難という厳しい現実もあります。今後も合唱付きクラシック音楽作品、日本の合唱作品など様々な演奏会で若い世代との共演が実現したら嬉しいと思います。私たち大人がしなくてはならないことのひとつが見えてきたような気がします。

来年も合唱団への皆様のご参加と演奏会へのご来場を心からお待ちしております。(現在団員募集中の詳細

立川では明日26日が今年最後の合唱練習となります。

◆戴冠ミサ/スタバト ◆ロシア合唱