2/5本番
本番無事に終了致しました。
お越しいただいた大勢のお客様、そして投げ銭をしていただいた皆様、有難うございました。
声楽アンサンブルとバッハカンタータへ出演の皆さんお疲れ様でした。2日後ですがもう疲れはとれたでしょうか?
バッハ組は最終日の追い込みから急速にまとまってきたように感じましたが団員の皆さんはどうでしたか。小河先生の前日リハは翌日の本番に備えあまり詰め過ぎず5楽章、全楽章を一度さらっと通しサウンドチェック、少し繰り返す程度で終了。
そしていよいよ本番当日の朝、カンマーザールに集合したバッハ組は自分たち以外のプログラムのGP(声楽アンサンブルの女声合唱と重唱、そしてフォーレレクイエム)を見学。声楽アンサンブルを郡司先生が指導する場を目にするのは初めてだったと思います。フォーレは求められるものが深い内容を声楽的に表現する演奏、郡司先生の指揮に自在に操られる感覚、以前と同じ迫力で歌い手とピアニストへ音楽に対する厳しい注文がとんできます。
その郡司先生にGPで初めて私たちのバッハの演奏を聞いていただきました。そこで思いがけない言葉を耳にし私たちは本番前なのに感動してしまう場面がありました。先生は「正直ここまでの演奏だと思わなかった。この難しい曲をただ音をとって歌うというのではなく皆さんのバッハが伝わってくる感じがした」「それはバッハに全身漬かっているようなこの小河さんから指導を受けた賜物ではないか」(言葉は違っていたかもしれませんが)そのような感想をいただきました。一瞬で半年間この曲に一生懸命向き合ってきたことが思い返され思わずぐっときてしまった(ヘタしたら涙こぼれてた,,,,)のは私だけではないはず。
その言葉に励まされ本番では、小河先生の流れるようなしかし迫力ある渾身の指揮で、直前まで決まらなかった箇所が次々ビシッと決まり、全員今までで最高の力を出し切った演奏だったと思います。
指導者以外誰も知る人がいないこの曲をピアニストなしで小河先生がひとりでコツコツ3カ月間指導、ピアニストの先生が入ってからは楽になるかと思いきや、知れば知るほど更に難しい箇所があぶりだされてくるような難所。それでもようやく整理され本番当日にも声楽アンサンブルの皆さんから刺激を受け、全員が成長できた実感があるのではないでしょうか。
アマチュア合唱団が作品を通して体験する様々な事、大変だけれど苦労しながらも続けることで成長する、クラシックの作品を練習することで曲に愛着を持ちもっと知りたくなる、いくつになっても学ぶ姿勢、なんだか尊いなぁと感じました。自分はもっと勉強しないと、と反省。
最後にこの演奏会を企画して下さった郡司先生、辛抱強く導いて下さった小河先生、ピアニストの越前先生、素晴らしいソリストの井口さん、佐保さん、計画・実行に動いて下さった声楽アンサンブルの皆様、そしてホール関係者の方、応援していただいた皆様に心から感謝申し上げます。
バッハカンタータを歌う会 おわり