祈り鶴

2021年03月18日

『森の歌』では、ロシアからの録音出演があります。テノールソロ/アレクセイ・クルサノフさん 。4番〈ピオネールは木を植える〉ポポフ記念ボリショイ児童合唱団と日本からオーケストラとうたう杜の歌児童合唱団。日本とロシアという離れた国で共にひとつの音楽を作り上げていくという新しく創造的な試みです。遠くロシアから出演してくれる児童合唱団へお礼の気持ちとして、折り紙を先日団員数名で製作しました。(写真)親鶴の大きな翼に小さな子鶴を添わせました。この折り鶴はロシアの子供達も日本の子供達も皆、親鶴に守られている子鶴のように幸せであってほしいという祈りと願いをこめて作りました。届くといいな。

森の歌ロシア合唱団は他の団同様に、緊急事態宣言で都内の会場が変更、時短になるなど、通常通りの練習が行われていないのが現状です。多くの制約がある分かえって密度の濃い練習となっているのではないでしょうか。そんななか先日有志数名が集まり自習の延長としてロシア語の発音リズム読み練習を行いました。その成果でしょうか一昨日の練習はカンマーザールに響く声がいつもと違って聞こえました。ひとりひとりが以前より自信をもってロシア語を発音し声を出している感じが伝わってきて、先生の指導で音楽がより一層生き生きと、声がまとまってきたように感じられました。初めての人も言葉に慣れてきて自ら歌う準備が整ってきたところなのかも。個人的には歌いながらわかってきたことは、ショスタコーヴィチの音楽は元気が湧いてくる!ということと、ロシア語の歌は普段よりも何倍も多くの息を体の奥から流し続けて、それを力まず持続する体の使い方でないと歌えないってこと。Рは一回でも多く巻く。дとかжの舌の位置、ё、ю、力点は「重み」、、やることいっぱい!ああ、楽しいけど道は遠いです。練習あるのみ!やる気のあるみんなと一緒だから頑張れる気がします。

【ロシア音楽フェスティバル】

5月23日(日)10時30分開演

新宿文化センター大ホール

チケット こちら